「オープンセクシュアリティ転職」転職がうまくいく3つのポイント!
これまでのブログでセクシャルマイノリティを自認する方が『ありのままの自分で仕事をする方法』についてお伝えしてきましたが、今回は具体的にうまくいくための『3つのポイント』をお伝えいたします。
~3つのポイント~
『転職の決心』 『転職の準備』 『転職した後』
1つ目のポイントは『転職の決心』です。
これまでのブログでもお伝えしましたが、自分のセクシュアリティを隠して仕事をすることはとてもストレスがかかり、一緒に働く同僚や先輩、後輩たちと深く関わっていくことが難しいと感じる方が多いのが事実です。
自分のセクシュアリティをオープンにすることでの偏見、差別などから積極的にオープンにしない方は多くいらっしゃると思いますし、現状の仕事に波風をたてずにたんたんと生活していきたい、そんな思いの方もいらっしゃると思います。
しかし、ニュースや新聞でも年金崩壊問題・老後2,000万円問題などが騒がれる状況で、定年は更に引き上げられ70歳以上でも働かなくてはいけない社会になると想像されます。
そしてAIの進化により人の仕事をAIが奪っていき、現在の売手市場も近い将来変化が起こると言われています。
そんな状況の中で自分の能力を最大に発揮して仕事をしていく為に、そしてこれからの長い長い職業人生を歩いていく事を考えると自分のセクシュアリティをオープンにして働くことがとても重要になると思います。
今の職場がセクシュアルマイノリティの方に対して理解が高く、今の環境でオープンに出来る方はそれが一番良いと思います。しかし、これまで築いてきた人間関係の中でオープンにする事はとても難しいケースが多いのも事実です。
だからこそ、このタイミングで「環境を変えてしまうこと」、自分のセクシャリティをオープンにしてありのままの自分で仕事が出来る会社に転職をすることです。「転職の決心」それが1つ目のポイントです。
2つ目のポイントは『転職の準備』です。
転職をする際に次の会社が決まる前に今の会社を辞めてしまう方が多くいらっしゃいます。このような方の多くは、「無職の方が転職活動がしやすいから」、「背水の陣です、先に退職する事で危機感を生みたくて・・・」、などの理由をおっしゃりますが、それは後付で何かしらの退職せざる負えない理由か、今の会社を早く辞めたいだけの方が非常に多いです。貯金等、生活費に余裕があれば、しばらく休みながら転職活動をすることは問題ありませんが、お金に余裕の無い方であれば在職中の転職活動をお勧めします。
退職しなくても転職活動は出来ます。面接の設定は難しいかもしれませんが、有給取得や通院等とからませたりと正攻法でも在職中での面接設定は可能です。
退職してしまうと、メンタル面でも不安になりますし、生活費の問題から慎重な活動が出来ず、早期の就職を優先順位上位にしがちで、結局また転職をしてしまうような結果が多く見られます。転職活動は準備が非常に重要です。下記の準備項目をチェックしましょう。
・現在の自分の有給残数
会社の総務担当に聞いたりすると、「あれ?転職を考えているのかな」などと勘ぐられますので、入社から6ヶ月後の10日の法定付与、使用数から自分で計算する事をお勧めします。
・履歴書、職務経歴書の作成
応募書類は様々な注意ポイントがありますし作成に時間がかかりますので早めの作成をお勧めします。職務経歴書に関してはキャリアの棚卸しが非常に重要ですので可能であれば転職エージェント等で相談する事をお勧めします。
・適職診断、適性検査などで自分を客観視
これまでの経験を活かす事は転職にとって正攻法と言えますが、自分のセクシュアリティをオープンにして初めて働くのですから、このタイミングで新しいお仕事にチャレンジすることも選択肢に入れて適職診断などで自分を客観視することも大切です。
・こころの性にあったリクルートスーツ
トランスジェンダーの方やXジェンダーの方はリクルートスーツを新たに用意する必要があります。もちろん今までのリクルートスーツでも問題ありません。服装に関しては正解不正解がないので、あなたの服装が与える周囲への印象を考えてご自身で決定してください。服装はあなたに委ねられた自由なあなたの表現手段です。
このような準備をしっかりとした上で実際に転職サイトや転職エージェントに登録して本格的な転職活動が始まります。
3つ目のポイントは『転職した後』です。
自分にあった会社と巡り会えて転職が成功しても、大切なのはその後です。転職がゴールではありません。初めて自分のセクシュアリティをオープンにして転職したわけですから、これからが本当のスタートです。以下のポイントに注意して新しい環境での活躍を目指しましょう。
・なるべく早く社内での理解者を見つける。
新しい職場は不安がとても多いです。社内でのルールや仕事上でも覚える事が多いのでバタバタと時間が過ぎてしまいますので、なるべく早い段階で自分を理解してくれるメンター的な方を見つけられると自分を助けてくれることがあるでしょう。
・社外で相談出来る場所を見つける
会社であった事や自分のセクシュアリティに関する相談など、ざっくばらんに何でも相談出来る人が社外にいると、自分の不安や悩みをためる事なく対応出来ますので社外メンター的な方を見つけられると良いと思います。
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